プロの占い師への弟子入りについて
易占に使う易経の中に山水蒙という卦があります。
この卦には『我が童蒙を求めるのではない 童蒙が我を求めるのである』
という意味の言葉がかかっています。
童蒙とは右も左も分からない子供のこと。
何かを教えるのに先生が子供に教えてあげるからいらっしゃいというのではなく
分からないから教えてくださいと子供がやってくるのが正しいのである
ということをこの卦は説いています。
戦前までは占いを本気で学びたいと思えば弟子入りするのが普通でした。
当時は書生として住み込んだり占い師の元に足げく通って教えを乞うたものですが
今はそういう形での弟子入りは少なくなりました。
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弟子入りに対する考え
現在でも占い師に弟子入りしたいと思う人は多いですが、
かつてのように積極的に教えを乞う姿勢を持った人が少なくなったように感じます。
弟子入りという形で占いを学ぶのであれば、教えてもらうのを待つのではなく
自分なりにいろいろと考えて自主的に勉強していく気構えが求められます。
弟子入りすれば師匠が積極的に手取り足取り教えてくれるものだと
思っている人もいるようですが、必ずしもそうではないので
途中で占いの勉強そのものを諦めてしまう人も多いようです。
しかしながら、本気で占いを覚えたいのであれば
深い造詣を持つ占い師に弟子入りして直接教わるのが一番実力はつきます。
よい弟子入り先を探すのは大変ですし、受け入れる方も人柄や意気込みを見るかもしれませんが
師匠が長年培った経験則に基づくものを直接教えてもらえるのは弟子ならではの特権ですね。
ビジネスの世界でも似たような師弟関係があり、学ぼうとする人間を良い方向に進むための舵取りをしてくれる人間をメンターと呼んだりします。良い先生を見つけることは、良い指導者…良いメンターを見つけることと似ているように感じましたね。
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