占星術の歴史
いにしえの昔から天を飾る太陽や月、そして星々。
古代の人々は、天体の動きに規則性があることに気づきました。
それは人間をとりまく自然に一定の法則が
存在することへの気づきでもありました。
天体の動き
天体の規則的な動きを観測することで、人々は
種まきの時期を知ることができることを発見します。
ここから暦が発明されました。
太陽暦
紀元前4000年ごろには、ナイル川沿岸の地域では
すでに太陽暦を使うようになっていたとされます。
古代エジプトでは太陽を神として信仰し、
天体と地上の人間との間にはつながりがある
と考えたことが占星術のはじまりです。
しかし、その理論は長い間流動的なままで
占星術師それぞれの考え方が存在していたようです。
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占星術の成り立ち
現在一般的に使われている占星術の原型がほぼ整ったのは
AC10〜15年ごろと考えられています。
その頃になると占星術理論書が数多く著され、
中でもプトレマイオスによって書かれたテトラビブロスは
現代占星術に大きな影響を与えました。
占星術は英語表記では
Astrology(アストロロジー)と書きます。
- Astroは天体
- logyは学問
かつては天文学と占星術(学)は
ほぼ同一のものと考えられていたため
占星術師は天文学者でもありました。
天文学の発展
古い時代の占星術は、太陽と月、そして肉眼で観測できる
水星・金星・火星・木星・土星のみを用いたものでした。
- 太陽
- 月
- 水星
- 金星
- 火星
- 木星
- 土星
天体望遠鏡意の発達とともに、天王星・海王星・冥王星が加わり、
さまざまな研究の後にセレス・パラス・ジュノー・ベスタといった
小惑星が加わることになります。
なんとなくですが、占いの世界と聞くと、古くからの手法を踏襲してきたイメージを僕は持っていたのですが、天体の観測技術の向上と共に占星術そのものも変化していったということを聞くと、意外とリアリズムを感じると言うか…理系の好奇心が掻き立てられる気がしますね。
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